日輪の賦

澤田瞳子 著 日輪の賦

 

持統天皇律令を編纂させ、施行した話である。

律令が施行されて、初めて天皇(すめらみこと)と、日本(ひのもと)という言葉が生まれた。それ以前は、天皇を大王といい、日本は倭といっていた。倭という言葉は、中国がつけた名であった。

 

主人公は、阿古志連廣手(あこしのむらじひろて)である。

彼は不慮の死をとげた兄、八束(やつか)に続き、故郷 紀伊国 牟婁評(むろのこおり)から、藤原京へ行くところから物語は始まる。

盗賊に襲われたところを 忍裳(おしも)という謎の女性に助けられる。彼女は、阿古志連廣手の名を聞き動揺する。

 

 

 

 

=====================================================================

=====================================================================