太田昌克 著 秘録 ー核スクープの裏側ー
筆者は十年をかけて核密約を報道した。
日本の国是である「非核三原則(核を持たず、つくらず、持ち込ませず)」のうち
持ち込ませずは反故になっていた。
核搭載艦船の通過・寄港は当初より事前協議の対象となっていなかった。
核密約があった。
沖縄には約1,300発の核兵器があった。
米国の「核の傘」は日本防衛の要諦ーーこれが長年の日本の安全保障政策の前提だ。
ド・ゴールが「米国はパリのためにロサンゼルスやニューヨークを犠牲にできるか」と言ったが、米国は自国を犠牲にはしない。
「核の傘」は米国の、その場しのぎの「口約束」である。
2009年4月5日にオバマ大統領が行ったプラハ演説にもふれている。
2011年3月11日以降にもふれている。
「人類は平和利用を含めて、核と共存できない」に著者も傾いているようである。
==================================================================
==================================================================