2013年の「中国」を予測する 

宮崎正弘石平 著 2013年の「中国」を予測する を読みました。

 

本当は、2013年後記の「中国」を予測する を読みたかったのですが、図書館にありませんでした。したがって、習近平以下の常任委員が確定していない時点での対談です。

 

習近平は、改革をやらない、特権階級の特権(江沢民派の上海閥)を維持してくれる人物だから選ばれた。

習近平が軍を掌握しようとするならば、尖閣上陸は濃厚なオプションである。

中国はこれまで海に出て行なかったが、80年代から、海軍力を増強し、第一列島線第二列島線を突破し、南シナ海、東シナ海、西太平洋を制覇する計画を立てている。この戦略に対して、周辺国はひどく危機感を募らせているが、一番危機感のないのは、平和ボケの日本だけである。

 

中国に対して国と企業はどうあるべきか

日本は、中国とはあくまでも一定の距離をおいて付き合ったほうが良い。

どうしても付き合うならば、中国人になりきって付き合う。(平気で人を騙して、平気でウソをついて、良心も良識も、全部捨てる。責任感も恥ずかしさ忘れる。そうしないと中国人と付き合っても騙される。) 日本に戻ったら、普通の善良な日本人になればいい。

中国のこれからの覇権戦略に対しては、安全保障と国防の問題である。戦後体制からの脱却が必要。

日本企業は、ほかの地へのシフト、たとえばベトナム、バングラデシュに、中国内であれば、大連以北、大連、瀋陽、ハルピン等が良い。

残留しようとするならば、形態の多様化が必要、中国のマネジャークラスに現場を任す。日本人駐在者は、英語が流暢にしゃべれるより、中国語がしゃべれる事。郷に入れば郷に従えなのだから、中国人と同様な振る舞いをしなければならない。

 

 

 

 

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