クラッシック・コンサート制作の基礎知識

クラッシック・コンサート制作の基礎知識 を拾い読みしました。

 

内容がきわめて専門的、また多人数で執筆されているので、読みやすい所とそうでない所、また興味ある箇所とそうでない箇所があり、拾い読みになりました。

 

トッパンホールの制作部長がホール主催公演について、書かれていましたが、

「リハーサルはできる限り実施する。このコンサートの意志、コンサートへの思いをアーティストと共有する。立ち会う前提として、ホールの響きや、演奏位置による変化、バランスについて熟知している事。わずか数センチの演奏位置の違いで、アーティストの弱点を良いものに転換できたり、アーテイスト自身も気づいていない魅力を引き出したり、その特徴を強調できたりする。」

「アーティストへの最高のもてなしかたは?」=「素晴らしい最高の聴衆を迎えてコンサートの幕がひらくこと」

「アーティストが素晴らしいコンディションでコンサートをスタートさせたのに、次第に尻すぼみになったり、反対にアーティストのコンディションが悪かったにもかかわらず、いい聴衆に恵まれた結果、次第に熱を帯び、最高の終わり方をすることもある」

「アーティストには、聴衆の存在は重要。感度のいいホールでは、聴衆の反応がアーテイストにひしひしと伝わる」

「アーティストが輝くためには、いい聴衆を集めることが肝要となる」