ハーゲンSQ

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アンコール:無し

 

アルバン・ベルク四重奏団解散後、恐らく、現在最高の弦楽四重奏団である、ハーゲン弦楽四重奏団を聞きました。

 

今日、私の感じた印象は、ピアニッシモにすごく特徴があったと思います。ピアニッシモでゆっくりしたフレーズで、楽器間で同じメロディが移って行く時、緊張感が高まり、聞き手にも、その緊張感を要求するかの様な演奏でした。

 

ハーゲンSQは、今年はBeethoven のみを演奏しているそうです。東京ではチクルスをしています。今日のプログラムは、そのチクルスの第一日目と同じだそうです。

プログラム解説にもありましたが、チクルスをする場合は、どの曲とどの曲を組み合わせて、合計何回の演奏会をするのかで、そのSQが判ると思います。

きょうは、ヘ長調の曲ばかりで、それも第一番ばかりです。すなわち、作品18の第一、作品59の第一、作品135は、6曲の弦楽四重奏が計画され第一だけが作曲されたが、あとは未完に終わったそうです。

 

東京のチクルスの曲順を調べました。

第1番 ヘ長調 Op.18-1 / 第16番 ヘ長調 Op.135 / 第7番 ヘ長調 Op.59-1

第11番 ヘ短調 Op.95 / 第10番 変ホ長調 Op.74 / 第6番 変ロ長調 Op.18-6

第15番 イ短調 Op.132 / 第8番 ホ短調 Op.59-2

第3番 ニ長調 Op.18-3 / 第5番 イ長調 Op.18-5 / 第12番 変ホ長調 Op.127

第2番 ト長調 Op.18-2 / 第4番 ハ短調 Op.18-4 / 第14番 嬰ハ短調 Op.131

第9番 ハ長調 Op.59-3 / 第13番 変ロ長調 Op.130 / 大フーガ Op.133

後半は9月下旬です。