焦土の刑事

堂場瞬一 著 焦土の刑事 終戦直前、東京が空襲に襲われている頃、防空壕で若い女性の死体が発見された。 京橋署の「高峰靖夫」刑事は、現場へ駆けつけた。首を切られていた。どこかで殺し、防空壕に運んだとみられる。 捜査を始めようとした時、署長「富所」…

維新始末 (-1-)

上田秀人 著 維新始末 (-1-) 典型的な上田秀人の作品です。例によって、以前書いた事を何度も何度も繰り返し書いています。実質的な内容は、ごくわずかです。 「榊扇太郎」が闕所奉行を退いてからそろそろ二十年がたつ。時は幕末である。 榊扇太郎の妻は、…

六月の月

乃南アサ 著 六月の月 大変面白いと思いました。 「杉山未来」は、三十二歳、独身、派遣で三年働き、契約切れで今日退職した。家に帰り、祖母と祝った。祖母と二人暮しだ。大学教授をしている父は、家族を連れて福岡にいる。 未来が帰宅したとき、祖母はうた…

清明(隠蔽捜査 -8-)

今野 敏 著 清明(隠蔽捜査 -8-) 隠蔽捜査の新シリーズです。9月号の小説新潮で連載が始まりました。 「竜崎伸也」は、警視庁大森警察署署長から、神奈川県警本部刑事部長となり着任した。「佐藤実」警察本部長(警視監)に挨拶に行った。 本部長は言う『…

地に滾る

あさのあつこ 著 地に滾る とっても面白いですよ。 この小説は、「葉室 麟」 風です。筋書き、展開は全くそのままです。当然、動詞の扱いは違いますが。葉室 麟 より、あさのあつこの方がより面白いです。 「伊吹藤志郎」の父「斗十郎」は、藩の五百石取りの…

Bach in The Air

アンコール : Bach Fugue on the Name BACH 会場の掲示には、Bach と書いていましたが、Liszt かも知れません。 「バッハとジャズの出会う時」と題した音楽会で、クラッシックのピアニストとジャズのピアニストのピアノ連弾です。 この二人はどのようなよう…

警視の接吻(-6-)

デボラ・クロンビー 著 警視の接吻(-6-) 読むのを中断していたが、再開しました。 原題は ”Kissed A Sad Goodebye” です。 「警視・シリーズ」の第6巻目です。 裏表紙より 『公園で美しい女性の死体が発見された。 警視「ダンカン・キンケイド」は別れた妻…

殺戮の罠 (オッドアイ-5-)

渡辺裕之 著 殺戮の罠 (オッドアイ-5-) オッドアイの第5巻目です。 K島の駐在勤務終了後、「朝倉俊暉」は警視庁捜査一課に勤務していた。そして上からの命令で、昇級試験を命じられ、警部となった。その直後に ”FBIナショナル・アカデミー” への参加…

警視の予感(-7-)

デボラ・クロンビー 著 警視の予感(-7-) 面白いです。 原題は ”AFiner End” です。 「警視・シリーズ」の第7巻目です。 裏表紙より 『英国の古い町、グラストンベリは人間に奇妙な力を及ぼす。 建築士「ジャックモンフォール」は無意識のうちに、自分でも…

火花散る

あさのあつこ 著 火花散る あさのあつこは、多才な作家ですね。一つのジャンルだけではなく色んな作品を書いています。 本書は、「おいち不思議物語」シリーズの第四弾です。 本書はでは、おいちの「不思議な能力」が主眼ではないようです。 赤子を産み落と…

トン・コープマンの 「ロ短調ミサ」

良い音楽会だったと思います。 終わった後、長い静寂の後の盛大な拍手、掛け声は、観客に好評だったようです。 マタイ受難曲に比べて、ロ短調ミサは、実演ではあまり聞く機会がありませんね。 二回目のように思います。一回目は、カール・リヒター、Munichー…

パノハ弦楽四重奏団

アンコール : ドヴォルザーク ”糸杉” Mozart 弦楽四重奏曲 ト長調 K.80 第3楽章 チラシによると草津のフェスティバル以外で唯一の演奏会だそうです。 実力のある団体だと思いました。スメタナが良かったです。 個人的な事情で、じっくりとは聴けませんでし…

警視の愛人(-4-)

デボラ・クロンビー 著 警視の愛人(-4-) 面白いです。 原題は ”Mourn not Your Dead” です。 「警視・シリーズ」の第4人巻目です。 裏表紙より 『幸せの一夜を過ごした「キンケイド警視」と「ジェンマ・ジャイムス」-------事件はその一週間後に起き…

警視の秘密(-3-)

デボラ・クロンビー 著 警視の秘密(-3-) 面白いです。 原題は ”Leave The Grave Green” です。 「警視・シリーズ」の第3巻目です。 裏表紙より 『単純な水死と思われた事故になぜスコットランド・ヤードの警視がかり出されたのか? 被害者の喉にあざのあとが…

ペトロ (警視庁捜査一課・碓氷弘一 -5-)

今野 敏 著 ペトロ (警視庁捜査一課・碓氷弘一 -5-) ペトログリフなる古代文字が大きなモチーフとなっており、興味がなければ、本書も面白くないだろう。 裏表紙より 『高名な考古学者の妻と弟子が相次いで絞殺され、現場には古代文字「ペトログリフ」が残さ…

警視の隣人(-2-)

デボラ・クロンビー 著 警視の隣人(-2-) 面白いです。この調子では、全15巻を読みそうです。 原題は ”All shall be Well” です。 「警視・シリーズ」の第2巻目です。 裏表紙より 『「ジャスミン・デント」の死体から多量のモルヒネが発見された。 ジャス…

父子ゆえ 摺師安次郎人情暦

梶 よう子 著 父子ゆえ 摺師安次郎人情暦 面白いですよ。 摺師「安次郎」は、神田明神下、五郎蔵店に住む。女房の「お初」に先立たれ、子供の「信太」はお初の実家に預けている。 安二郎は摺師としての腕は一流であったが、武士の子であつた。 「摺長」の親…

心うち砕かれて(ブキャナン兄弟-1-)

ジュリー・ガーウッド 著 心うち砕かれて 「ブキャナン兄弟シリーズ」の第1作目です。 原題は ”Heartbraker” です。 裏表紙より 『『僕を祝福しろ、僕はこれから罪を犯す』 酷暑の懺悔室、「トム(トーマス)・マドゥン」神父を凍りつかせた不気味な告白。 …

眩惑されて 上 下

ロバート・ゴダード 著 眩惑されて 上 下 原題は ”Sight Unseen” です。 裏表紙より 『別れた妻「サリー・ウィルキンソン」を失意のうちに亡くしプラハに隠れ住む「デーヴィッド・アンバー」の前に、18世紀の謎の投書家「ジュニアス」の名を騙る手紙を携え…

霧のとばり 

ローズ・コナーズ 著 霧のとばり 面白いです。 原題は ”Absolute Certainty” です。 「マーティ・ニッカーソン・シリーズ」の第1巻目です。 でも続編は、翻訳されていないようです。 裏表紙より 『風光明媚な海岸線と霧の町チャタム。ケープコッドの小さな…

永遠(とわ)の誓いは夜風にのせて

キャサリン・コールター 著 永遠(とわ)の誓いは夜風にのせて 原題は ”The Valentine Legacy” です。 「レガシー・シリーズ」の第3巻目です。 裏表紙より 『1882年、米国ボルティモア。父が厩舎の経営者で、女だてらに人気機種として活躍する「ジェシー・ウ…

青春の坂

葉室 麟 著 青春の坂 面白いです。一気に読みました。 扇野藩シリーズです。 扇野藩の財政は、破綻寸前となった。 藩主「千賀谷右京太夫定家」は、郡代「檜 弥八郎」を中老に登用して藩政改革にあたらせた。 弥八郎はもとは、三十石の軽格だったが、才腕を振…

真夏のオルガンコンサート

アンコール : Christoph Wolfgang Druckenműller Praeludium in D Major 満席で、補助椅子まで出ていました。Ticketを買ったときには、オルガンのペダルが見える席は販売されていなかったのに。価格が手頃な為ですかね。 BWV645が、とっても良かったです。 …

警視の休暇 (-1-)

デボラ・クロンビー 著 警視の休暇 (-1-) 面白いです。 原題は ”A Share in Death” です。 「警視・シリーズ」の第1巻目です。 裏表紙より 『ロンドン警視庁のエリート警視「ダンカン・キンケイド」は、遅めの夏休みを楽しむべく車を走らせていた。 しかし…

傷痕に優しいキスを

ジュリー・ガーウッド 著 傷痕に優しいキスを 面白いです。「ブキャナン兄弟シリーズ」の九作目です。 原題は ”The Ideal Man” です。 裏表紙より 『大学を飛び級で卒業し、若き天才外科医として働く「エリー(エリナー)・サリバン」。彼女はその美貌にもか…

朽ちないサクラ

柚木裕子 著 朽ちないサクラ 「森口 泉 」は、米崎県警広報広聴課に勤務している。二十五歳で入庁して今年で四年目だ。 『平井市女子大生ストーカー殺人事件/警察署職員、両親の被害届を放置中、北海道へ慰安旅行か』と米崎新聞にスクープされた。泉 の所属…

真珠の涙にくちづけて

キャサリン・コールター 著 真珠の涙にくちづけて 面白いです。 原題は ”The Wyndham Legacy” です。 「レガシー・シリーズ」の第1巻目です。 裏表紙より 『「ジョゼフィーナ」は、第七代チェイス伯爵の私生児である。しかしその抜群の美貌と凜とした雰囲気…

雲の果

あさのあつこ 著 雲の果 大変面白いです。 この「弥勒」シリーズ、8巻目になるのですかね。これはシリーズ中でも出色の面白さと思います。「弥生の月」までゆかなくても、「木蓮柿」並みの面白さと思います。 森下町の小間物問屋「遠野屋」の主は、「清之介…

警視の哀歌

デボラ・クロンビー 著 警視の哀歌 面白いです。 原題は ”The Sound of Broken Glass” です。 「警視・シリーズ」の第15巻目です。第一巻は「警視の休暇」です。 裏表紙より 『初老の弁護士が全裸で緊縛、猿轡されたまま、遺体で発見された。 容疑者は新進…

月夜の館でささやく愛

キャサリン・コールター 著 月夜の館でささやく愛 面白いです。 原題は ”The Nightingale Legacy” です。 「レガシー・シリーズ」の第2巻目です。第一巻は「真珠の涙に口づけし」です。 裏表紙より 『両親を亡くして以来、自立した人生を望み、由緒正しき館…