戸田弥生 ソロ・ヴァイオリン・リサイタル

f:id:threeDEW:20181102230236j:plain

アンコール : J.S.Bach 無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ 第2番 Sarabande

 

 チラシの右側です。

 

 "ストリング・狂” というタイトルに惹かれて来ました。

 初めて戸田弥生のヴァイオリンを聴きましたが、好感を持ちました。選曲も、バッハから、バルトーク、ストラビンスキーまで良いですね。

 

 バッハが良かったです。これならバッハの無伴奏全曲の演奏会があれば期待できます。

 

 ウイキペディアによると、戸田のヴァイオリンは、上野製薬から貸与されているグァルネリだそうです。ストラデバリウスとは違う音です。

 

 

 

✰✰✰✰

===================================================================

===================================================================

 

 

 

サンクトペテルブルグ・フィル交響楽団 & 庄司紗矢香

f:id:threeDEW:20181102230127j:plain

f:id:threeDEW:20181117220803j:plain

アンコール : (ソリストパガニーニ ネルコル ピウ ノン ミ セントのテーマ

       (オケ) チャイコフスキー くるみ割り人形より トレパック

 

 このオーケストラ、やはり独特の音色がありますね。チャイコフスキーの5番では、その音色が生きていました。また、楽団のパート配置も、(Vn1、Vc、Va、Vn2で、DBがチェロの後方、金管楽器が、Vaの後方です)その効果を一層際立たせていました。素晴らしかったです。

 前半のシベリウス、いまひとつヒンときませんでした。庄司の Va は、すごく上手くなっていると思いましたが。チャイコフスキーのV-conを、このオケの伴奏で、聞きたかったですね。指揮者が代わったから、かもしれません。

 それにしても、シンフォニーホール、いい音ですね。昨日のフェスティバルと違います。全体の音も聞こえるし、細部の音も聞こえます。直接体に、音が当たるような感触もあります。

 

 上野製薬がこの日本ツアーを協賛しています。切符を買った時、ちっともいい席が残っていないなと思ったのですが、真ん中の真ん中の一番いい所を、上野製薬が買い占めいました。私の隣の上野製薬関係の人でした。一番いい席に座っている会長夫人(?)に皆さん、夫婦ずれで挨拶に行かれ、大変ですね。音楽の嫌いな人もいるのに。

 庄司紗矢香のヴァイオリンも上野製薬が貸しています。

 今日、フェステイバルでやらなかったのは、上野製薬の意向が入っていると思います。あそこなら、Box席があり、来賓に便利な筈です。

 

 実は、個人的なことですが、以前住んでいた所は、上野さんの自宅のすぐそばでした。

 

[追記] 今日のコンサートマスタは、一番初めに出てきましたが、すぐに着席しました。

 

 

 

✰✰✰✰

===================================================================

===================================================================

 

 

 

ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団

f:id:threeDEW:20181102230038j:plain

アンコール : (ソリスト) シューマン ダヴィッド同盟舞曲集 Op.6より

       (オケ) ヨハン・シュトラウス2世 南国のバラ

         エドゥアルト・シュトラウス1世 ポルカ テープは切られた

 

 アンコールで、ウィンナ・ワルツとポルカが聴けました。さすがです。

 ブラームスが良かったです。特に2楽章。

 モーツアルトはなんとなくもう一つでした。

 

 ウィーン・フィルは独特の音色ですね。音は全体としてまとまっていて、ソロ楽器が目立つということは少ないです。チェロの音色が魅力的でした。

 

 舞台に一番初めに登場するのは、コンサート・マスターです。そして全員が揃うまで着席せず、客席を見て立っています。いったん着席し、ふたたび立ち上がり、チューニングを始めます。

 とっても、好感がもてました。

 在阪のオケで、全員が着席後、コンサートマスターが後から登場するのは、やめてほしいですね。

 

 

 

 

✰✰✰✰

===================================================================

===================================================================

 

 

 

 

警視の偽装(-11-)

デボラ・クロンビー  著 警視の偽装(-12-)

 

 面白いです。

 

 原題は  ”Where Memories Lie” です。

 「警視・シリーズ」の第12巻目です。

 

 裏表紙より

 『英国の有名オークションに出品されたジュエリー。それは「ジェマ・ジェイムス」の友人「エリカ・ローゼンタール」の父の形見で、行方不明のものだった。

 オークション関係者の謎の死。1945年の殺人。

 ジェマの母親が倒れ、ジェマは警察官、娘、母親として岐路に立たされる。

 公私共にパートナーの「ダンカン・キンケイド」と時を超えた謎に挑むーーーーー。』 

 

 この巻の最後に、ジェマはキンケイドに「結婚式をしよう」と提案する。

 

 

 

✰✰✰✰

===================================================================

===================================================================

 

 

 

警視の覚悟(-11-)

デボラ・クロンビー  著 警視の覚悟(-11-)

 

 面白いです。

 

 原題は  ”Water Like a Stone” です。

 「警視・シリーズ」の第11巻目です。

 

 裏表紙より

 『亡き元妻と住んでいた息子「キット」の親権も得て、警視「キンケイド・ダンカン」一家はキンケイドの一家は真の家族になりつつある。

 一家はキンケイドの故郷に里帰り。

 キッドは従姉「ラリー」に恋心を抱く。

 そこに乳児の遺体が見つかり、キンケイドの妹が発見する。さらに新たな殺人事件が発生。今度はキッドが発見者になる。

 ラリーの友人の事故死にも疑惑が生じる。-----。』    

 

 

 

✰✰✰✰

===================================================================

===================================================================

 

 

 

古楽最前線 バロックVol.3「スペイン再発見」

f:id:threeDEW:20181102225954j:plain

アンコール : ジョヴァンニ・バッティスタ・ヴィターリ Passa Galli

        「牛を見張れ」によるディフェレンシアス

        作曲者不詳 & ファミ・アルカイ フォリアス

 

 プログラムによると、『15世紀末から16世紀にかけて空前の黄金期を迎えたスペインは、南米の先住民、アフリカから連行されてきた奴隷に、キリスト教や音楽を押しつけた。反対に虐げられた側の文化が、虐げる側の文化にも入り込んだ。スペインのルネッサンス音楽にもアフリカや南米の遺伝子が入っている。

 今日演奏されるのは、黄金時代のスペイン音楽である。』

 

 当然初めて聴く曲である。CDは発売されているようです。

 同じような曲が、同じような編曲で、同じように演奏される。Vivaldi と同じように、変化に乏しいと感じた。

 ヴィオラ・ダ・ガンバが3本で、あとギターとチェンバロという編成も問題。

 頻繁にチューニングするし、またチューニングかと思っていると、突然曲が始まるので、まごつく。

 また、どこまでがプログラム通りで、どこからアンコールになったのかも判らなかった。

 ファミ・アルカイが弾いていた楽器は、チェロを改造したように見えましたが?

 

 スペインのルネッサンスとはこういうものであるという事がわかった。

 しかし、熱狂的に拍手している人が、多数いたのも事実である。

 

 

 

✰✰✰

===================================================================

===================================================================

 

 

 

 

 

 

古楽最前線 バロックVol.2《聖母マリアの夕べの祈り》

f:id:threeDEW:20181102225830j:plain

アンコール : F.カヴァッリ サルヴェ・レジー

 

 アンコールは素晴らしかったです。合唱団の実力は並々ではありません。

 チラシにとるとモンテヴェルディ聖母マリアの夕べの祈りは音楽史上最高の名作だそうです。

 いずみホールのオルガン横のバルコニーを使い、歌手やその伴奏楽器を頻繁に移動させていました。

 

 演奏会で初めて聴く曲ですが、楽しめました。

 伴奏のカペラ・デ・ラ・トーレですが、11月2日と編成が違いました。弦楽器が追加され、オルガンも2台になっていました。

 

 

 

✰✰✰✰

===================================================================

===================================================================