恋のかけひきは密やかに

カレン・ロバーツ 著 恋のかけひきは密やかに

 

 原題は、”Scandalous" です。

 

 本書は、面白かったですよ。

 

 裏表紙より

 『「ギャビー(ガブリエラ)・バニング」は昔から妹たちの親代わりをつとめてきたしっかり者。

 妹「クレア」のロンドン社交界デビューを目前に、異母兄で後見人の「ウィッカム」伯爵が異国で命を落としたのだ。遺産相続の権利を持たず、路頭に迷うことを恐れた彼女は、兄の死を隠すとうい荒業に出る。

 が、ロンドンで一行を迎えたのは、ウィッカム伯爵を名のる正体不明の美貌の男。混乱するギャビーだったが、男が偽物だと暴けば自分の嘘も明らかになる。

 やむなく共謀して兄妹を演じることになるが、お互いに恋心が芽生えてしまい -----。』

 

 本書は、Benning Sisters シリーズとしての、第一冊目です。

第二作目は、”Irresistible" として、次女クレアが主人公で、

第三作目は、”Shameless" として、三女べスが主人公の物語です。

現在のところ、この二冊は、未翻訳のようです。

 

 

 

 

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はじめての恋は公爵と

ジュリアナ・グレイ 著 はじめての恋は公爵と

 

 原題は、”A Duke Never Yields" です。

 <The Affairs by Moonlight>のうちの第三冊目です。

 

 本書は、面白かったですよ。

 

 裏表紙より

 『親を亡くし、姉の家に身を寄せている「アビゲイル・ヘアウッド」は、一生結婚しないと決意している。姉は裕福な公爵未亡人だが、夫が生きていたころの結婚生活が幸せではなかったのを見ているからだ。従姉である伯爵夫人も、また辛い日々を送っていた。従姉を救うため、姉妹は三人で身を隠す計画を立て、トスカーナへと旅立っことになる。

 結婚しないと決めてはいても、恋人という存在を夢見ているアビゲイル。

 落ち着いた先の古城で、運命のいたずらから、見知らぬ男性たちと同することになってしまうのだが、放蕩者の「ウォリングフォード公爵」の危険な魅力に、彼女は興味をおぼえる。

 ウォリングフォードは純真なアビゲイルを遠ざけようとしていたが、繊細で愛らしい妖精のような彼女のひたむきさに、やがて心打たれる ------。』

 

 本書は、「空高き丘でくちづけを」「星空のめぐり逢いに」に続く三部作<The Affairs by Moonlight> の最終作です。

 

 

 

 

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ウィーン・アカデニー管弦楽団

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アンコール : Beethoven 交響曲第8番 へ長調 Op.93 第2楽章

 

 この指揮者と楽団は、Beethven当時の響きを再現することを目指している。

 Beethovenが使っていたウィーンの オリジナルの会場で、当時の楽器を使って再現をさせている。

 いずみホールは Beethoven が「運命」と「田園」を初演したアン・デア・ウィーン劇場とほぼ同じサイズです。Beethoven が初演の際に用意した同じ人数の音楽家(奏者)で、今回の演奏会は行われました。

 演奏に先立って、指揮者によるプレ・トークが行われました。

 

 演奏は、そういう前置きを考慮しなくても良い、十分に楽しめる音楽会でした。

 

 

 

 

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初恋はせつなき調べ 上 下

ブレンダ・ジョイス 著 初恋はせつなき調べ 上 下

 

 原題は、”The Perfect Bride" です。

 <ド・ウォーレン一族の系譜 The De Warenne Dynasty>のうちの一冊です。

 

 本書も面白かったです。

 

 裏表紙より

 『子爵令嬢の「ブランシュ・ハリントン」は、過去に「ティレル・ド・ウォーレン」と婚約していたが、訳あって自ら身を引いた。以来、結婚とは無縁だったが、父親が他界したあとは彼女のもとに多くの求婚者が来るようになる。どうせ皆、財産狙いだと思うと気が沈む。するとそんな様子を見かねた親友が一計を案じる。

 出会いから八年、ブランシュはティレルの弟「レックス・ド・ウォレーン」とはろくに言葉を交わしたことがなかったが、ハンサムな彼をいつも目で追っていた。レックスは社交界で ”世捨て人” と呼ばれていたが、親友はブランシュが恋心を抱いていると見抜いていた。

 親友の立てた計画で、ブランシュは、クリフの領地への旅に出る。これをきっかけに、その恋は実った ーーーーー そう思った矢先、彼女に試練が訪れる。愛の喜びを知るにつれ、なぜか愛とは関係ない幼少期のトラウマも甦ってくるようになる。心が乱れて、しばしば気を失うこともあった。そんな姿を誰かに見られたら悪い噂が立ってしまう。自分がレックスのそばにいては迷惑がかかると悟ったブランシュは、彼への思いを押し殺し、彼と別れる ------- 。』

 

 

 

 

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光に舞うは美しき薔薇

ブレンダ・ジョイス 著 光に舞うは美しき薔薇

 

 原題は、”A Lady at Last" です。

 <ド・ウォーレン一族の系譜 The De Warenne Dynasty>のうちの一冊です。

 

 本書は面白かったです。

 

 裏表紙より

 『海賊の娘「アマンダ・カレ」はジャマイカ島で育ち、その自由奔放さから ”野生児 ラ・ソバージュ” と呼ばれていた。父が見せしめに処刑され悲嘆に暮れる彼女に、私掠船の船長「クリフ・ド・ウォーレン」が救いの手を差しのべた。

 クリフは、十四歳にして家を出て、十八歳で初めて自分の船を手に入れ、貿易商として商売に励む一方、海賊を捕まえる私掠船の船長として当代最強の英雄の名をほしいままにしていました。そんな彼が英国社交界にいる生母のもとにアマンダを送り届けてくれるという。

 粗野なアマンダが上流階級になじめるはずもなかったが、クリフは彼女を ”淑女” に育て上げると宣言する。親切にしてくれる彼に、アマンダは恋心を募らせた。だがある夜、意を決して彼の寝室を訪れると、そこには冷たい拒絶が待っていた。『君と関係など持ちたくない』-------。』

 

 

 

 

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仮面の伯爵とワルツを

ロン・シャロン 著 仮面の伯爵とワルツを

 

 原題は、”Once a Rake" です。

 

 裏表紙より

 『19世紀ロンドン。子爵の妹である15歳の「イザベル(イジー)・ジェーン・オーブリー」は、兄の親友で一回り年上の「アシュビー伯、パリス・ニコラス・ランカスター」に思いを寄せている。陸軍大佐にして伯爵で、男らしい容貌も相まって言い寄る女性が後をたたないアシュビーだったが、彼もまたイザベルに対して特別な感情を抱いていた。しかし年の差を気にして別の女性に求婚する。

 七年後。戦争で兄をなくしたイザベルは、同じように愛する者たちを失った人々を救済する慈善団体を立ち上げた。資金繰りに悩み、思いきってアシュビーを訪ねるものの、戦地で顔に傷を負って以来、彼は屋敷に引きこもって誰にも会わなくなっていた。なんとか対面を果たしても、マスクで顔をかくし終始つれない彼の態度に意気消沈したイザベルだったがーーーーーーー。』

   

 

 

 

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危険な子爵に愛していると言わせる方法

ジュリア・ロンドン 著 危険な子爵に愛していると言わせる方法

 

 原題は、”The Dangers of Deceiving a Viscount" です。

 

 裏表紙より

 『数年前、貧しい生活から脱却するために「マダム・デュプリー」という架空の人物としてドレスを売り始めた伯爵令嬢「フィービー・フェアチャイルド」は、お金の心配がなくなった今でも趣味でドレスを作り続けている。もしこの秘密がばれたら自分はもちろん、姉と従姉、さらには高い地位にあるその夫たちにとっても身の破滅だ。それなのに注文は殺到する一方で、ついにブティックのオーナーから、ある屋敷に滞在してドレスを作るようにと脅されてしまう。断れば秘密をばらすと言われてしぶしぶと、しかしどこか誇りを感じながら旅たったフィービー。だがたどり着いたベッドフォードシャーで待っていたのは完全な使用人としての生活と、ハンサムで不思議な魅力を持つ、伯爵家の跡取りで子爵の「ウイリアム(ウイル)・ダービー」だった。------』

   

 

 訳者あとがきより

 『ジュリア・ロンドンの「不運なデビュタント」シリーズの第三作です。シリーズ第二作は、「危険なプリンスと恋に落ちる方法」です。

 シリーズ第一作「危険な公爵と結婚する方法」は母をとつぜん亡くし、継父にじゃま物扱いされて、窮地に陥った

エヴァフェアチャイルド(ブロダリック)」と「フィービー・フェアチャイルド」の姉妹と従姉の「グリア・フェアチャイルド(グレンダウアー)」。継父は三人を養うことを渋り、求婚する者がいれば、どんな相手でも結婚させると宣言します。生活費も削られ経済的に困窮するなかで、三人はそれぞれの方法で、自分の未来を救うべく奮闘します。』

 

 

 

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